パリの東から

Finale リンクしたパート譜のガイド音符について
楽譜作成ソフトFinaleの リンク・パートは便利ではあるが、まだごく普通の操作ができないことがある。そのためにせっかくのリンク機能がありながら、別ファイルでパート譜を作らざるを得ないこともあったが、やっとその解決策がわかった。
(使用しているのは Finale2011〈仏語版〉)

(以前もっと複雑な方法を書きましたが、より簡単な方法を発見したので、9月3日に記事を書き改めました。)

パート譜に他の楽器の音符をガイドとして書く時、ガイド音符の上か下にはその本来のパートのために休符を入れるのが普通である。そしてこの休符はガイド音符との衝突を避けるため通常の位置(すなわち全休符、二分休符なら第3線と第4線の間)からずらすのが普通であるが、

Fuge 1-8 violon

スコアの方はガイド音符は必要ないので、休符は通常の位置になければならないが、

Fuge 1-8 piano score

楽譜スタイル機能を使っても、どうしてもうまく行かなかった。

つまりパート譜の休符を通常の位置からずらすと、スコアの方の休符もずれてしまい、スコアの方の休符を通常の位置にすると、パート譜の休符も通常の位置になってガイド音符とぶつかるという次第。

これを解決するには楽譜スタイルを少々カスタマイズすればよい。

まずスコアに第1レイヤーでガイド音符を入れる。それからその部分に、スコアのみ楽譜スタイル「23. 空白の小節(全休符表示):レイヤー1」を適用する。これでスコアからガイド音符は消滅するが、ここで楽譜スタイルの定義を変更する。
楽譜スタイルダイアログボックスの右の方の「省略の記譜法」ボタンを押すと別のダイアログボックスが現れるが、左下の「その他のレイヤー、表示する項目」の「音符」のチェックを外す。

そしてパート譜の方には同じ場所に、他のレイヤー(例えばレイヤー2)でガイド音符のある小節に休符を入れ、ガイド音符を避けて適当な位置にずらす。この休符はスコアには表示されず、スコアには全休符が通常の位置に表示され、メデタシメデタシとなる。

なお譜例の曲はバッハ「平均律クラヴィア曲集第1巻」より、第8番の前奏曲とフーガをヴァイオリンとピアノ用に編曲したものです。こちらで無料で公開していますのでどうぞご利用下さい。とても美しい曲です。

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  1. 2012/09/02(日) 12:35:06|
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