パリの東から

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著作権侵害の楽譜DVD
日本(語)では売っていないようではあるが、ぼくの作品の楽譜を無断で売っている(いた)団体があるので注意しておきたい。

The Clarinet Institute of Los Angeles
http://www.clarinetinstitute.com/index.html

ぼくは自分の作品の楽譜を、自分のブログおよび無料楽譜サイトIMSLPで無料公開している。ところが無料で公開しているからといって、それをぼくに無断で勝手に売っていいと思っている人間がいるのである。

無料(フリー)であることとパブリック・ドメイン(公有、著作権切れ)であることを混同しているのである。無料で公開はしているが、ぼくは自分の作品の著作権は放棄していない。著作権はあくまでぼくに属しているのである。

ぼくは自分の作品についてはIMSLPの「演奏制限、商用及び改変禁止ライセンス」あるいはクリエイティブ・コモンズの「表示・商用及び改変禁止ライセンス」で公開している。これはつまり、商用利用したり、改変したりしない限りは、自由に配布・演奏していいですよ、と言う意味である。しかし商用利用したり、改変したい場合は著作権所有者に許可を得なければならないのである。

ところが上記の団体はぼくに無断でほかの作曲家の作品の楽譜とともにDVDにして売っていたのである。抗議のメールを送ったら、ぼくの作品はリストから削除した。しかしぼくと同じような、著作権の切れていない作品は削除していないところを見ると、まだ全然何が問題なのか理解していないようである。

いやはや、楽譜や本を売るということは常に著作権の問題と一体であるのに、著作権についての初歩的知識もなしに楽譜を売るとは、あきれ果ててものも言えないのである。

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  1. 2014/07/11(金) 17:18:05|
  2. 著作権
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クリエイティブ・コモンズ
クリエイティブ・コモンズというものはまだ始まって間もないものだし、またそれが音楽の場合どのように適用されるのかよくわからないところがある。

まあぼくの場合、楽譜を出版社から出したとしてもどのぐらい売れるのかさっぱりわからない。1年で1冊売れるだけかもしれないし、10年たっても1冊も売れないかもしれない。それよりは音楽なんて広まってなんぼのものなので、とにかく楽譜はタダで世界中に配布した方が話は早い。

実際IMSLPに楽譜を投稿し始めてから2ヶ月近くになるが、イギリスとチリの2カ国からだけとはいえ、世界中(?)からぼくの曲を演奏しているというメッセージをいただいた。ぼくとしては、自分の曲を聴いてもらいたいのはもちろんだけど、それ以上にもっともっと演奏してもらいたいと思っているので、大変うれしい。

楽譜をタダで配布すると言うと、何だか著作権を放棄しているような気がしてしまうし、ぼくもそのため最初はためらったのだが、実際にはクリエイティブ・コモンズは、著作権を放棄するどころか、むしろ完全に保持したまま、一定の条件の下、自由な利用を許可するというものである。その条件はパブリックドメインにかなり近いものから、All Rights Reserved に近いものまで、6種類の中から選ぶことができる。
おもしろい時代になって来たと思う。


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テーマ:作詞・作曲 - ジャンル:音楽

  1. 2010/01/27(水) 23:46:08|
  2. 著作権
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